2014年もあと数時間となりました。我々はようやくアルバムを完成させ今はman with a missionのリミックスに勤しんでいます。MWAMのメンバーの方々とファンの皆様にこのリミックスを心の底から楽しんでいただけるように全力を尽くしているところです。

ここで一つ報告します。
これまで川島道行は3度の脳腫瘍を克服してきました。最初の腫瘍摘出の手術が1997年のデビューの年、3度目の手術が2013年なので、このバンドの活動は文字通り苦難の連続だったと言ってよいのではないかと思います。

今年2014年3月のツアー直後に脳腫瘍の4度目の再発が確認されました。余命約2年の宣告を受け、音楽活動ができる残された時間は半年から一年だろうという事実を突きつけられて打ちひしがれたのです。制作途中のアルバムを仕上げなければならない強い使命感に駆られたり、ライブも出来る限り沢山の人の記憶に残しておかなければならないと焦るなか、延命の希望さえ見出せ無いままViva La RockやArabakiなどのフェスやイベントなどに出演してきました。
その後様々な治療法を探り続けましたが川島の腫瘍は第四ステージに達していて非常に治療が困難なものでした。何人もの優秀な医師に会いその度に絶望するのですが、諦めず治療法を探し続けた結果、臨床実験段階のBNCTという特殊な放射線治療にたどり着くことができました。7月下旬に世界で9番目の検体として実験に参加、数ヶ月の経過観察の後、腫瘍の拡大を防ぐ事に成功したといえる結果を手に入れる事ができました!!

治療直後、すっかり髪の毛も抜け落ちて体調も万全とは言えない中、川島道行は多くのライブをこなしてきました。この人凄いな、自分にはこんな事できないなと思いました。

僕が言いたい事は、再発と治療の間、アルバム制作とライブを一切キャンセルすること無く走りきった川島道行にどうか拍手を送ってやって頂きたいということです。あんな事をやってのける精神力は隣にいる自分にもよく理解できないぐらいだった。本当に凄いとしか言いようがないくらいなのです。

そんな川島も今は少しずつ元の生活のペースに戻りつつあります。ファンの皆さんはどうか安心してください。

2011年の震災の時、命の儚さと尊さを思い知らされましたが、現実に側にいる人間の儚さにあらためて翻弄され、同時に何故この人は歌うのだろう、何を表現しようとしているのだろうか?という根本的な疑問に挑む事となりました。川島は与えられた余生をレコーディングとライブをやることに費やそうとしていたのです。

そして、SHINE LIKE A BILLION SUNSという素晴らしいアルバムが完成しました。僕たちは死の恐怖と戦いつつも、生の喜びを純粋に感じながらアルバム制作に取り組む事ができた。過度に感傷的にならず、音楽そのものに集中する事ができた。激しく、美しく、優しい音楽に胸を打たれながらアルバム制作をフィニッシュする事に成功しました。
僕たちは命に終わりがある事に対する実感が人一倍強い。人生の美しさ尊さをよく知った上で音楽活動をしているはずなのです。沢山の人に共感してもらえる音楽が生まれたと思います。このアルバムだけは絶対に聴いて欲しい。耳と心を澄ませて、聴いてみてください。時にラウドに、時に繊細に奏でられるライフストーリーです。音楽表現のアルティメイトと言っても差し支えないない作品だと思います!

2015年は全開で突っ走りますので、川島道行とboom boom satellitesを応援してください!
俺たちは朽ち果てるまで走り続けようと思っています。
そして、皆さん、良いお年を!
2015年、みんなが幸せになれますように。
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